2018年10月7日日曜日

ポテト・ブック


4年前に復刊された本です。
元々は42年前の1976年に出版された本で、復刊される前は古本屋でも
アマゾンのUSEDでもうんと高価な本になっていたので復刊は嬉しかった。

トゥルーマン・カポウティの序文はポテト愛に溢れた一遍の物語のよう。
表紙の絵といい、この序文といい読み始めからずっしりと感動を味わえる。

訳者である伊丹十三いわく、この『ポテト・ブック』を決して
ただの料理の本とは思っていない、いわばアメリカ文化そのものが
自分の家の台所に出現した、とういうふうに感じるといっています。

たしかに42年前ならアメリカへ旅をするのも珍しい時代だったし
自分はじゃがいもといえば、肉じゃが、ポテトサラダしか
作ったことがなかったと思います。

日本ではポテトは「ニドイモ」「サンドイモ」と呼ばれ、それは
一年に二度、三度穫れるからとこの本に書いてあり、それで思い出した、
そういえば秋田では「ニドイモ」というのが普通だったことを。
「サンドイモ」は聞いたことがなかった。


ポテト・フライ

切った皮付きポテトをお好みの味で煮て、そのまま冷ましておく
(冷ます時に味がしみ込むので煮汁につけたまま)
ひと晩置いて、煮汁を切りマイ・ポテチと同じ要領で
冷たい油をひたひたより少なめに入れ揚げ焼きする


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『ポテト・ブック』にはアメリカの家庭のレシピがたくさん載って
いるけれど  “冷たい油から揚げる” レシピは見当たらなかった。

ツレヅレハナコさんのこの揚げ方やっぱりすごいなぁと感心しきり^^
https://www.1101.com/yakumi_recipe/2018-06-12.html