原題は〔青梅竹馬〕
幼なじみのアリョンとアジン、二人ともよくタバコを吸う。
あの時代(1985年)東京でもタバコ吸いは当たり前にまわりにいて
禁煙、分煙の店など無かったし吸わない者もそれ程気にしなかった。
今考えるとゾッとするほど副流煙まみれだったのだ。
若者達とのパーティーの途中、アジンがマンションのベランダにでると
近隣のビルのネオン看板が鮮やかに眩しい。
FUJI FILM 、NEC など日本企業の宣伝看板が派手に点滅している。
台北の街が急激に都市に変貌してゆき、日本はバブル期の始まり
そんな時代の迷い人の(切ない)物語。
エドワード・ヤンの映画は音楽も良くてそこも好きなところ。
ヨーヨー・マのチェロが美しく哀しく響く。
台湾へは一度も行ったことが無いのだけれど、映画の中の台北の街は
建物がとても素敵だった。アリョンとアジンが借りた部屋のテラスの
装飾だったり窓の様々な格子模様もきれいだった。そんな街並は今も
残っているのだろうか。
台北の余韻を引きずりながら〔麗郷〕に行った。
台湾の豆苗は、日本のものより茎が太く味もよい。
ニンニクが効いて空芯菜炒めと似たような味付け
で美味しかった♪