2011年12月28日水曜日

忘れないでいること



被災地から離れた場所で暮らしていると、
たとえ“何か力になりたい”という気持ちがあっても
意識しないでいるといつのまにか
“無かったこと”のように忘れてしまっているときがある。


震災から9ヶ月が過ぎ、年内ぎりぎりになって
しまったけれど気仙沼へ行って来た。
列車の窓からは、古き良き日本の原風景を
眺めながらのんびりと。

“無かったこと”の先には何もないけれど、
忘れないでいたら何かにつながるかもしれない。
なんだっていい、お酒好きには地元の美酒、
三陸の新鮮で美味しい魚介類、
シンプルで美しい東北の工芸品(どこか北欧に似ている)など
心にひっかかるものがひとつぐらいはあるでしょう。

津波で全部流された〔アンカーコーヒー〕
田中前の仮設店舗がちょうどこの日オープンだった。
コーヒーとドーナッツが抜群に美味しかった 。

この日は偶然にも“カッパとうさぎのコーヒーさがし”の
日だったようです。


 
高台の五十鈴神社からの眺め 

おさかな市場〔鮮〕で海鮮尽くしを堪能 

タクシーに乗ったのは最初の15分だけ。
あとは全部歩きで移動。地元の人は驚いていたけど
20キロぐらいは歩いただろうか。
日が落ちて駅に向かう途中で見つけた
ジャズ喫茶〔ヴァンガード〕はコーヒーが260円。

また行きたいな気仙沼。