3月で88歳!
たくさんの作品の中から直感で好きだなと思うものを見つけ眺めて
いちばん最後にタイトルを見るという鑑賞のしかたで。
〔空に舞った魂〕 2016年
〔人生の距離〕 2014年
〔天国へ昇る入口〕 2013年
〔ふるさとへ帰りたい〕 2016年
草間彌生の生家は信州で種苗店を営んでいたという。
家の畑でりっぱなカボチャを見つけ、そのカボチャの容姿が気に入り作品を作り
出した。多くの作品のモチーフとなっている水玉と網模様は10歳の頃から描い
ていたという。
本展ではインスタレーション〔生命の輝きに満ちて〕も見応えがあった。
全面鏡貼りの暗闇に無数の小さな光がきらめいている。記憶のどこかに潜んでいた
“浮遊感” が突然よみがえった。
ちょうど7年前に行った川村記念美術館の箱宇宙を讃えて
この時、漆黒の会場で体感した “浮遊感” だったのだ。
草間彌生とジョセフ・コーネルが繋がった瞬間だった。
草間彌生とジョセフ・コーネルが繋がった瞬間だった。
ジョセフ・コーネルと草間彌生は、親友でありパートナーでもあったということ。
1972年12月コーネルの死をきっかけに草間は体調を崩し病気がちだったため日本
に帰国したという。