2018年3月26日月曜日

馬を放つ


何年ぶりかの岩波ホールで『馬を放つ』を観た。

監督はアクタン・アリム・クバト

監督の故郷キルギスを舞台に、土地に古くから伝わる伝説を信じて
夜な夜な馬を盗んでは野に放つ男 “ケンタウロス”の姿を描く。
この寡黙な“ケンタウロス”を監督自身が演じている。

東京フィルメックスでのインタビュー記事によると、
物語は、監督が生まれた村で起こった実話がモデルになっているという。
イスラムの礼拝が行われる建物は、かつては映画館だったのかなと思わせる
シーンがあったのだが、実際にもあちこちの村にあった映画館が
モスクとして使われるようになったのだという。

キルギスがソビエト連邦の共和国のひとつだった時代
キルギスには大きな映画スタジオもあり、素晴らしい作品が作られていた。
監督の敬愛するトロムーシュ・オケーエフの『赤いりんご』も
そのひとつだという。劇中、何気なく映るポスターや映像は
『赤いりんご』だったのね。1976年の映画。いつか観られるといいな。






2018年3月21日水曜日

新北海園の水餃子



新北海園の水餃子をテイクアウトもできると知り
以来、冷凍庫に常備される便利な一品。

http://shin-hokkaien.com


沸騰した湯に冷凍のままいれて茹でること10分



タレは最初から全部にかけるのが好き♪

⑴醤油大さじ1、うまみ調味料少々、胡椒少々を混ぜておく   
⑵茹でて水気を切った餃子を皿に並べカイワレと白髪ネギをちらす
⑶混ぜたタレをかけて、熱した油(大さじ2)をジャっとかける 


このタレは、ふーみんのネギワンタンのタレ


2018年3月16日金曜日

陽だまり


北欧家庭料理リラ・ダーラナ

この日は雲の流れが早く、窓際には光と影が行ったり来たり。
短い陽だまりにも、植物たちは気持ち良さそう♪


美味しいサラダと

スープと温かいパンもついて、メインはやっぱりチキンオバジン♪

コーヒーには手作りクッキー付き♪



2018年3月11日日曜日

黒豆とクリームチーズ


最後の黒豆煮を使ってクリームチーズとパウンドケーキ
しっとりケーキになりました♪



・・・・・・・18cmのパウンド型 1個分・・・・・・・

バター 100g(室温)
卵     2個(室温)
砂糖         80g
薄力粉       100g
黒豆煮       150g
クリームチーズ  60g

            1、バターと砂糖を白っぽくなるまで混ぜる
            2、溶き卵を分離しないように少しずつ入れて混ぜる
            3、ふるった薄力粉を加え、汁気を切った黒豆をいれる
            4、ゴムベラで切るように混ぜ、角切りにした
              クリームチーズを加えざっくり混ぜる
            5、型に入れ、型ごと2、3回落として空気をぬく
            6、170度で40分焼く
            7、しっかり冷ましてから切る




2018年3月6日火曜日

シェイプ・オブ・ウォーター


土曜日のTOHOシネマズ六本木。
良い席が取れなかったけれど観に行った。
『パンズ・ラビリンス』を観て以来、デル・トロのファンになった。

観終わったあとは、空を見上げたくなる映画だった。
永遠のふたりが、ゆらゆら天高く(海深く)いく道を迷わぬよう
満月が照らしてくれているようだった。


そして、昨日はアカデミー賞の発表♪
本作がオスカーを手にしたことをインターネットニュースが伝える。
それも、作品、監督、美術、作曲賞の4冠。
サリー・ホーキンスの主演女優賞は逃したけれど。(残念)

あまりに魅力的な女優なので調べてみると
サリー・ホーキンスは『わたしを離さないで』のルーシー役で
あったことを知る。
ウィキペディアには “イギリスで最も尊敬される女優”とある。

『パンズ・ラビリンス』と『わたしを離さないで』
DVDがテレビ台の抽き出しに並んでいる。久しぶりに観ようかな。




2018年3月4日日曜日

ティグレロ 撮られなかった映画



先月、ユーロスペースで開催された北欧映画祭
『トーキョー ノーザンライツ フェスティバル』http://tnlf.jpの中から
『ティグレロ 撮られなかった映画』を観た。

サミュエル・フラーが、40年前に頓挫した映画のロケ地を再訪する
ドキュメンタリー映画。アマゾンの奥地カラジャ族の村へ
愛弟子のジム・ジャームッシュと共に再訪する。

ドキュメンタリーでありながら、明らかに演じている部分もあるの
だけれど、それがユーモアになって思わずこちらがふふっと笑えて
好感がもてた。

カラジャの人々に40年前に撮影した映像を見せると、
亡くなった父に再会できてよかったと感謝をする娘、
亡くなった夫は働き者で、いつも優しかったと云う妻。
古い映像の中の、亡き人を見つめる瞳が皆印象的だった。

私はスクリーンの中で、今は亡きサミュエル・フラーと
24年前の若きジャームッシュに会えた。

監督はミカ・カウリスマキ。