2021年5月31日月曜日

悲情城市

4月17日から始まった『ホウ・シャオシェン大特集

チケットの販売方法を変えて感染対策を充分にとり
上映されている。ありがとうK'sシネマ!

22作品の中でも『悲情城市』は別格で
予想はしていたが午前零時から販売された
WEBチケットは3分で売り切れた。
奮闘した甲斐あって無事に予約できた。


『悲情城市』をスクリーンで観るのが念願だった。
しかもまさかの35mmフィルム上映。

台湾の歴史を知るきっかけになった映画でもあり
台北に旅をしたくなったのもこの映画と
牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』がきっかけだった。


耳が聞こえず口も利けない文清(ウンセイ)を演じる
トニー・レオン。台湾語が話せない為この聾唖の設定に
なったというが個人的には一番好きなトニー・レオン作品だ

ホウ・シャオシェン監督が話すように
『この映画を撮ろうとしていた1988年に台湾戒厳令が解除されたので
<二・二八事件>を描くことができるようになった。
当初の構想は<二・二八事件>の次世代の人々を描こうとしていたが
戒厳令解除により<二・二八事件>の当時の人々を描くことにした』
という奇跡的タイミングの1989年の作品。

〜〜〜 1945年8月15日台湾が51年にわたる日本統治から
解放された日から1947年に起こった本省人と外省人が争う
〈二・二八事件〉を中心に、ある一家の変遷をとおして
台湾の激動の時代を描く大河ドラマ。
1989年ヴェネチア国際映画祭で中国語圏映画では
史上初の金獅子賞(グランプリ)を受賞 〜〜〜
K'sシネマHPより転載