2019年12月4日水曜日

留萌のとばせん



先月、神保町の古本祭りに行って見つけたのは
奈良美智の初画集『深い深い水たまり』と 珍味『留萌のとばせん』。

三省堂書店で開催されていた『留萌物産展』に偶然立ち寄ったら
これが大当たりでした。

鮭とばを作る時に捨てられる鮭の皮。その大量の鮭皮をなんとか
できないものかと留萌の高校生が発案したそうです。

鮭とばの “とば”に、せんべいの “せん”
せんべいというよりチップス! パリパリでサックサクで
やめられない止まらない鮭皮チップス♪


一度だけ留萌に旅したことがある。

上野から寝台列車『北斗星』で札幌まで行き
札幌から深川〜留萌〜そして終点駅の増毛まで行った。

留萌と増毛は、高倉健主演の映画『駅STATION』が
撮影された町。町がそのまま映画のセットのようだった。

宿は特に予約もせずに行き、駅前にあった増毛館に泊まった。
食事の用意が無いからと食事無しの宿泊だったのに、
夜も朝も「ありものだけれど」と言ってご飯をだしてくれた。

新鮮なイカと帆立の刺身、それに漬物とみそ汁と
充分すぎる食事で素泊まりの料金では申し訳ないほどだった。

そして、新鮮な生イカというのは
透きとおっているものだと増毛館の食事で知った。

留萌本線、留萌〜増毛間の鉄道は2016年12月5日に廃止。
増毛駅も廃駅になった。

寝台特急列車「北斗星」も2015年3月13日で廃止。   
もう一度乗りたかった列車だったのでとても残念だった。