この東京公演が最後になるかもしれないという蜷川幸雄の舞台。
可視化が難しいといわれている村上春樹の世界。
原作を読んだ時と同じように先を知りたい気持ちと、終わらないで
ほしい気持ちが入り交じっていた3時間。あっという間でした。
オープニングの音楽と舞台装置、演出で早々に引き込まれました。
自分にとっては(数少ない舞台鑑賞だけれど)ずっしりと
心に残る舞台になりました。
拍手が鳴り止まないカーテンコールでは、寺島しのぶの腕の中に
蜷川幸雄の写真が。更に大きな拍手に包まれました。