2016年8月20日土曜日

沖縄日和・奇跡の一マイル



ラッキーなことにマイレージで航空券がとれた。
お盆休みの時期にANAがとれるなんてこれまでは皆無
だったのに何かシステムが変わったのだろうか。

那覇空港に到着。外は小雨が降っていて湿度も高く、
一瞬、雨期のバリ島に降り立ったかのような錯覚に。




翌日、あまりの暑さに涼を求めて入った沖縄県立博物館。

常設展がとても見応えがあって、結局カフェにも入らず3時間
近くここで過ごす。沖縄の歴史に興味を持つきっかけにもなり
旅に出たなら、その土地にある博物館や史料館を廻るのは
新しい発見もあったりして、中々いいものだなぁと思った。


展示されていた昭和25年頃の国際通りの写真

現在の国際通り。那覇中心でタクシーを拾うと、
運転手はほぼ全員 “奇跡の1マイル” の話をしてくれた。
戦前この一帯は湿地帯だったこと。戦後は焼け野原だった
のが県下ではいち早く復興をとげた1マイル(1.6Km)
の道がこの国際通りだと。

米軍のつくった道がどこも道幅が広いのは、戦車も通るため
だったとか。十数年前初めて国際通りでエイサー祭りを観たとき
広くてりっぱな道路だなぁと思ったものだけど戦車の話に納得。

戦後の米軍との関係で都市計画が進んだ地域と取り残された場所
が裏道を歩いていると見えてくる。
昔の名残りがあって取り残されたであろう裏道のほうが好きで
滞在中は浮島通りの先や桜坂あたりに何度か足を運んだ。

運転手の城田さんが見せてくれたB円紙幣、五円、一円、十銭。
1958年まで使われていたらしい。詳しくはこちら