2015年5月1日金曜日

麻布は坂の街





港区にある坂の半分以上は、この麻布地区にあるそうだ。
昔この辺り一帯は、麻布○○町という地名がほとんどで
六本木というのはずっと後からできた地名になる。






『行合坂』

この坂の始まるところが飯倉片町の交差点。
その交差点にあるインターナショナルクリニックの
アクショーノフ先生は、昨年8月に90歳で永眠されました。
20年以上先生と働いてきた看護師山本ルミさんの思い出
がほぼ日で特集されました。




『行合坂』は下がって上る坂。
この一番谷底から南に通っているのが『落合坂』
赤坂方面から往来する人達がちょうど行きあったり、
落ち合ったりする場所にあったから。なんか風情があっていいなぁ。
(写真はちょうど工事中で風情がありませんけど。。。)


途中、みごとなアロエの花壇





反対側、飯倉片町から麻布十番に降りていく坂が『永坂』
麻布永坂町という町名は今も残っている。
飯倉片町を分断するように高速道路ができたのは
東京オリンピックの年(1964年)



更科御三家のひとつ永坂更科の案内表示。
局番に3が付いていないのでこの看板自体も古そう。
“戦争前の、、、” へぇ〜!です。

永坂を下って東麻布方面へ。
ブログを始めたころ偶然にもこちらの壁絵に出会って
感激したのを思い出す いつみてもほっこりします。


『狸穴坂』がみえてきて最初はゆるやかに始まる坂が
だんだん急になってゆく。

界隈にはこんなステキな古民家も。

ひとしきり上って振り返った図、
高台の大きな建物は東京アメリカンクラブで
敷地もものすごく広い。

外苑東通り側の標柱。
麻布狸穴町という町名も残っていて
近所には鼠坂(ねずみ)、鼬坂(いたち)という坂もある。
昔の麻布は今では想像もつかないほど静かでのどかな
“村” だったんだろうなぁ。